2022年8月30日火曜日

AVAニュースレター(2022年5月20日付)

AVAニュースレター

平素よりアヴァトレード・ジャパンのMT4口座MT5口座をご利用くださりまことにありがとうございます。

 

本日は、お知らせが二点ございます。

 

    AMMA>ミラートレード型の選択型自動売買のEAMT4/5向け自動売買プログラム)の利便性改善について

    MT4/5の原則固定スプレッドと最大発注数量に関する今後の見通しについて

 

まず、⑴アヴァトレード・ジャパンが独自に開発した選択型自動売買サービスであるAMMA(「アヴァ・MT4/5・マルチ・エージェント」の略称・愛称です)には、MAM型とミラートレード型があります。

 

MAM型とミラートレード型には一長一短があり、本お知らせの(末尾2)で解説しています。

 

MAM型の選択型自動売買においては、引き続き、お客様のMT4/5口座で該当する選択EAをフォロー(AMMA接続)すると、当該取引口座は選択型自動売買(コピートレード)専用口座となり、その口座でお客様が裁量(マニュアル)で取引をすることは出来なくなります。「裁量取引を併行したい」とご希望のお客様は、お手持ちの他のMT4/5口座をご利用ください。他にMT4/5口座をお持ちでないお客様は、MYAVA(マイページ)より追加口座を開設していただきそちらをご利用ください(末尾1)。

 

MAM型の選択EAの建玉を(いまじゅうぶん含み益が出ているからまたは含み損が出ていてこれ以上拡大しないか心配だから、自動で決済されるのを待たずに)お客様ご自身で裁量決済したいというニーズはあるはずです。それを裁量専用の別口座で行っていただくのは資金効率上も問題が残ります。

 

MAM型では技術上この問題が克服できないのですが、ミラートレード型では、●月●日より、お客様の裁量による建玉決済が可能になるようシステム改修を行います。と同時に、新規注文についても、選択型自動売買と重ねて裁量でも発注できるようになります。

 

なお、新規・決済にかかわらず、裁量取引が可能となるミラートレード型の選択EAAMMAのリストは、以下のとおりです。

 

ミラートレード型AMMA一覧

アヴァMT4

NANO

HAYABUISA
●稼ぐロボAT
Euroswing
●順鞘市場
SPO
●トレンドクルーズ
EVa (新規受付停止中)

アヴァMT5

Grandia
Force
Night Knight

 

一方、以下のMAM型の選択EAAMMAは、接続中のMT4/5口座は引き続き自動売買専用であり、裁量取引は出来ませんのでご留意ください。


 

 

MAM型AMMA一覧

アヴァMT4

●大阪ミンテッジ
Candle_matsu
UAT3
UAT4
Dr.ATA
Legacy
●ポートレード
●αアルゴトレード
Benten trade
Aizack
Poseidon
HK196 (新規受付停止中)
HK294 (新規受付停止中)
●リッチメイク (新規受付停止中)

アヴァMT5

UAT5
SURF
YAIBA(新規受付停止中)

 

 

選択型自動売買AMMAに関する今回のシステム改善に伴い、選択型自動売買投資顧問契約前交付書面と同 契約時交付書面(投資顧問契約書)の再交付をさせていただきます。

 

続いて、⑵MT4/5の原則固定スプレッドと最大発注数量に関する今後の見通しについて、です。

 

ウクライナ情勢やポストコロナの世界的物価上昇、またそれに深く根差す日米金融政策の乖離などから、円安が加速すると同時に、為替相場全体のボラティリティも上昇しています。

 

一方、日本のFX業界は、過当な「原則固定(?)」スプレッド引き下げ競争により発展または堕落してきたと考えられてきたなかで、当局および業界のスプレッド広告規制強化後としては初体験となる相場のボラティリティで、多くのFX業者が「原則固定例外ありドル円0.2銭」という表示を撤回する動きが見られています。

 

さらに、これと相前後して、一発50ロットまたは100ロットなどの大口注文については別テーブルのスプレッド表を提示する業者も出てきました。

 

お客様の中には、アヴァトレード・ジャパン以外でもFXの取引口座をお持ちの方がおられると思いますので、このように、配信率95%を維持できない業者たちのスプレッド競争からの撤退の動きに気付いておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

外資系オンラインデリバティブ会社の100%子会社として日本で金融商品取引業>FX事業を営むアヴァトレード・ジャパンとて他人事ではありません。日本国内の業者のこのような動きを察知して、むしろジャパンのほうから心配して、親会社のカバー先責任者とはゴールデンウイーク前から会話をしてきました。

 

つまり、例えば「アヴァMT5は一発200ロットまでドル円0.4銭などで打てる(自動執行)が、大丈夫なのか?」と藪(ではないですが)に蛇をつついたところ、案の定「いや、厳しい。100ロットを取りにいくと0.6から0.8かかる。」「最大発注数量を限定して(例:10ロット)ドル円0.3銭原則固定という新プロジェクト(裁量専用でEA不可)を検討しているがそちらも大丈夫か?」「そちらは何とかなるが、MT50.4銭を配信率95%で維持するのは最大発注数量を下げたい。今日明日とは言わないが・・・」という生々しい会話になっています。

 

時期は未定ですが、もう少しカバー先の情勢を見てもらいながら、MT5の大口取引(特にAMMAに関連)については取引条件の見直しが必要になってくるかも知れません。

 

ここで申し上げたいことは、本お知らせ自体を悪徳比較サイトみたいにしたくはないのですけれども、実は気が付いてみたら、アヴァトレード・ジャパンは、スプレッド競争で断トツ最下位を突っ走っていたかと思いきや、現在のところめちゃくちゃ頑張っているということです。

 

ただし、今後は、例えばMT5の最大発注数量を200ロットから100ロットへと下げる必要が出てくるかも知れません。いっぽう、MT4はドル円だと1.0銭ですが最大発注数量250ロットへの引き上げを要望しております(弊社調べで国内断トツ最大!)。更には低スプレッドの「裁量専用小口コース」の新設も検討しております。お客様の幅広いニーズにお答え続けるためにも、条件の異なる複数のコースから最適なコースを選べるようにしていく計画ですければと考えております。


 

ウクライナ情勢と金利差問題に加えて、米国の景気後退という、FRBにスタグフレーションのストレスがかかる相場展開になってきました。ここから先、ドル円に関しては、一層の円安なのか、踊り場が続くのか、一転円高と読むべきなのか、予断を許さない状況です。

 

慎重に取引をしていただくとともに、「アヴァトレード・ジャパンはスプレッドは悪いけど・・・」というところが、実は環境が違ってきているというところを頭の片隅において、MT4/5に向かっていただければうれしいです。

 

(末尾1)

ご登録いただいているメールアドレス(本お知らせが届いているメールアドレスです)とパスワードでMYAVAにログインしていただき、MT4口座の追加またはMT5口座の追加を申請していただければ簡単に追加口座を開設していただくことができます。

(末尾2

MAM型とミラートレード型には一長一短があります。この二つは、お客様がフォローしたい選択EAがあるときに、該当する特定の選択EAについて、お客様が任意でどちらかを選ぶことができるわけではありません。選択EAをアヴァトレード・ジャパンに提供してくれている提携投資顧問会社・ソフトウエア開発は、この一長一短を考慮して、アヴァトレード・ジャパンのお客様のなかでフォロー希望がある取引口座への売買シグナルのコピーの方法として、MAM型かミラートレード型かを選んでもらっています。今回の利便性向上の方向により、法令順守上のベタープラクティスという観点から、可能な限り選択EA提供者にはMAM型よりもむしろミラートレード型を使ってもらうようにお願いをしているところです。

 

MAM型の長所

フォロー中(AMMA接続中)の取引口座の残高に比例して発注数量が決まる仕組みなので、コピートレードの開始時に、「親口座(例:残高10万円)の発注数量(例:0.1ロット)に対してお客様の口座(例:残高100万円)がコピー倍率を何倍?(例:10倍)にしたいかという申し込みをする必要がない。

 

MAMの短所

MT4/5の最小発注数量が0.01ロットであるために、ひとつの親口座のもとに、極端に残高の大きい口座(例:1億円)が2口座と極端に残高の小さい口座(例:10万円)1口座が接続している状況だと、親口座(仮想残高210万円)の発注数量(例:10ロット)の場合、残高10万円の接続口座へは約0.005ロットしか配分されないがこれは0.01ロット未満なので、一切注文が流れないことになってしまう(ミラートレード型ではこのような問題は発生しない)

 

取引が好調に継続しているときには、親口座の選択EAが複利ベースで発注数量を増大している場合には、お客様の口座も同様に発注数量が増大してゆく。

 

ミラートレード型の長所

選択EAから発せられる売買注文(選択型自動売買)に加えて、フォロー中の取引口座の保有者(投資家であるお客様)も裁量売買が可能。①裁量新規注文とそれによる建玉についての裁量決済注文、②自動売買による建玉についての裁量決済注文(選択EAが決済する予定の建玉をその発動よりも以前に裁量で決済すること)の両方が可能。ただし、選択EAは、選択EAだけが取引を行っているとの前提で取引倍率(証拠金維持率)の最適化を目指しているので、上記裁量取引のうち、②は問題ないが、①については証拠金不足にならないように注意する必要がある。

 

ミラートレード型の短所

コピー倍率は1倍以上しか設定できない。例えば、マスター口座(例:残高200,000円)となっているときに、これから接続予定のフォロワー口座(例:残高100,000円)がコピー倍率0.5倍を申告することはできない。もともとのマスター口座が例えば100,000円でスタートしていたのが順調に利益を重ね200,000円へと成長したときに、スタート当初のフォロワーが全員「単利投資」を希望している場合には、マスター口座は100,000円を出金し残高を100,000円に戻せばよく、そうすることによって、新規募集の預入最低金額を100,000円のままに維持できる。が、スタート当初のフォロワーのなかで「複利投資」を希望している投資家がいる場合に、上記事例の問題が生じる。これを解決するには、MAM型を利用するか、ミラートレード型のAMMAにおいては、(投資信託やファンドなどで言う)追加型を排除し、募集時期ごとに独立したミラートレード型のAMMAを設定するか、いずれかの方法が考えられる。