Googleが、その自らのブロガーで、オフィシャルブログを更新して、2006年から始めたグーグル中国語サービスをはじめとする中国事業を全て引き払うかも知れないと公表しました。
http://googleblog.blogspot.com/
昨年12月中旬から、未曾有の巧妙な不正アクセスが発生した。セキュリティ上の事故かと当初思われた攻撃は、よく調べたら、全く異質のものであることが判明した、と。(決してGoogle1社を狙ったものではなかったが、)Googleについてはそのフリーメールサービス「Gmail」のアカウント(それも中国国内の「人権擁護活動家」)にアクセスしようとしたものだった(が、殆ど未遂に終わっている)。
Googleとしては、異例の措置を講ずることに吝かではない。中国政府と対峙し、上記問題に加え、元々問題とされてきた検索結果の検閲などについて、満足のいく進展がなければ、中国からの完全撤退も、とブログには記されています。
我が国を含む「自由主義諸国」に於いては、ストリートヴューやグーグル・ブックスなどで、肖像権や著作権に関する様々な物議を醸しているGoogleですが、中国に対しては、その体制改革により貧困から脱した過去20年間の偉業を讃えつつも、健全なビジネスの継続発展には透明なルールこそが最重要の国家インフラであるとの、当然ことながらも、中国を上顧客とする「外資系」大企業には口にしづらいメッセージをハッキリ示したブログでした。
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