けさのウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国の核兵器に関する高官レベルの専門家が、
「北朝鮮の核兵器の生産能力は、米国の直近の推定をおおきく上回っている。すでに、20基もの核弾道ミサイルを保有しているうえに、その生産能力をもってすれば、来年にはその倍を配備できる。米国とその軍事同盟国(日本など===丹羽 註)にとって地域安全保障をおびやかすに十分である・・・」
と、米国高官との密談のなかで語ったとのことです。
北朝鮮の核脅威が深刻だと中国が警告
さて、ことしも、
チェルノブイリ子ども基金
チェルノブイリ子ども基金・文京
未来の福島こども基金
が主催する、
チェルノブイリ29周年救援キャンペーン「講演会&チャリティコンサート」
が、明日4/24(金)19:00開演 (18:30開場)
文京シビックホール 小ホール にて行われます。
チェルノブイリ子ども基金などの発起人で知られるフォトジャーナリストの広河隆一さんは、反原発(原発再稼働反対)だけでなく、天然資源の開発のために犠牲になった原住民問題を精力的にとりあげていらっしゃいます。
そのまなざしは当然、ユダヤ人入植とイスラエル建国の陰で憂き目を見てきたパレスチナ人にも注がれています。
ところで、いま、独立(!?)記念日で沸くイスラエルには、原子力発電所が一基もないという事実をご存知でしょうか???
原発再稼働賛成派の理屈として、日本は天然資源が乏しいので云々というのが定番になっています。
(ただし、それ以外の、口にしづらい理由のほうは、耳を傾ける検討課題だと思っているのです。「日本=無資源国」を言い張ることだけで、原発賛成意見を切り捨てるつもりはありません。)
それでも、日本には、水力や地熱が、たっぷりあります。イスラエル(というかパレスチナ)には水力すら地熱すらありません。それでもイスラエルは原子力発電にまったく依存していないというのは、共有するにあたいする事実だと思います。
さて、核エネルギーの「平和」利用に関する、口にしずらい理由を論ずるための準備体操として、いま日米関係はどんなことになっているのか、安倍首相訪米を直前に控えた記事が、最新号の月刊ファクタにあります。
独りよがりの「安倍訪米」
この記事の書き方が特定の立場に偏っているという懸念があるにしても、日米関係の懸案事項が、日中・日韓・日朝関係のミラーのようになっている点には、おおくの人が合意せざるを得ないでしょう。
記事にあるように、
①従軍慰安婦問題
②普天間辺野古問題
③TPP問題
④靖国神社(参拝)問題
このなかで、①からは歴史問題の全体が、②からは安保問題の全体が、③からは農協改革と労働縫製の問題がそれぞれ射程として広がっていきます。
そして、忘れてならないことは、原発再稼働についても、AIIB(アジア・インフラ投資銀行)についても、同じように、日本が単独専行できずに迷走してしまわざるを得ないのは、上記4つの問題と同根であると考えられるからです。
とくに、AIIBに関しては、メキシコ危機のあとの宮沢構想も、アジア危機のあとの新宮沢構想も、事実上米国によって叩き潰されたという歴史を思い起こす必要があります。
いっぽう、原発はどうでしょうか?
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