2010年12月22日水曜日

老眼鏡がいまひとつ似合わない

http://www.alios-gr.jp/tokumaru/page104.html

今月あたまに板橋区徳丸ふれあい館という元気なお年寄りが集う場所で、二回目となるオペラガラコンサートをやらせていただきました。


そのときの様子がいつのまにかホームページにアップされておりました。


「大変豪華な出演者をお招きしました」との説明がありますが、わたしを除いて、という意味です。
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2010年12月17日金曜日

税制改正大綱

昨日、税制調査会がまとめた「平成23年度税制改正大綱」。

このブログは、いちおう(!?)、FXブログですから、この話題をするときは、店頭FXの税制だけが総合課税だったのが、取引所FXと同様、分離課税になるという話だろうと期待される方も多いはず。

天邪鬼の七転び八起きは違います。法人税減税の財源として、今週大変評判の悪かった「税金は取れるところから取る」の最たるもののひとつ相続税増税に注目です。

税制改正大綱を読むと、現在、相続税が課せられる対象となっているのは、「お亡くなりになった方」の4%に過ぎないのだそうです。

格差、格差と問題が叫ばれておりますが、実は我が国で深刻なのは、所得の再分配機能よりもむしろ、資産の再分配機能、言い換えれば、格差の固定化(定着化)問題なのです。

自民党では世襲議員以外が国政に出るのは至難であるという政治風景などは、その象徴であります。

一方、経済活動に身を置きつつ、諸外国を回っておられる方々は、日本より格差の酷い国々が成長著しく国全体が元気に見え、日本と比較してプレゼンスが上がっているという共通点を良く指摘されます。

大富豪や大貧民の存在を否定するのではなく、そのふたつがもっと入れ替わる社会を設計しなければ、資本主義は健全にならない、、、というテーマに真摯に向き合ってきた政治家は、かような自民党には殆ど居なかったと言わざるを得ません。

相続税改正で格差固定化に問題を投げかけ、それと表裏一体のはずの贈与税については景気対策だとして抜け道をある程度温存するというのは、政策論理としては矛盾するとの批判はやむを得ないでしょう。それでも、相続税を増税しないよりは増税したほうがましであるというのがわたしの意見です。

もちろん、税制や生活保護だけで、格差の流動化が可能だとは思っていません。子ども手当のような補助金は教育バウチャー化などなど給付方法の見直しも必要でしょう。

個人的には相続税率をもっともっと上げる一方、大学の研究所や病院、オペラハウスへの寄付は無税にするというのはいかがでしょうか?

歌舞伎座!?それは有税で良いでしょう。
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2010年12月3日金曜日

102歳の医師山崎宏さんー岩波書店「世界」

ここ数年、とんでもなく治安の悪い地域に飛び込んで「真実」を伝える勇気をもった写真家の方々との出会いに恵まれています。

次のメールを下さった坂本泰士(さかもとたいし)さん もそのおひとりです。

「丹羽様

ご無沙汰しております。
以前ペルショワールでお話をさせて頂いたフォトグラファーの坂本です。

突然で大変恐縮なのですが、
以前お話した、102歳の医師山崎宏さんの写真が
岩波書店の『世界』1月号(12月8日)の巻頭グラビアに掲載される
ことになりました。
是非見てください!
エッセイも書いていますので合わせて読んで頂けると嬉しいです。

しかし、その山崎宏さんが12月1日に逝ってしまいました。
掲載された雑誌を持って会いに行く予定だったのですが。。
エッセイでも書いた最後の会話が現実になってしましました。
とても不思議な気持ちです。
長い贖罪(※)の人生が終わって天国でゆっくり休んで欲しいです。

お忙しいと存じますが、お時間ございましたら立ち読みでいいので御覧頂けたら嬉しいです。
山崎さんという立派な日本人がいたということを多くの人に知ってもらいたくメールを書いてしまいました。
どうぞ宜しくお願いします。

坂本泰士」

わたくしの返事はと言いますと。

「坂本泰士さま

こちらこそ御無沙汰です。
岩波の「世界」是非買わせて下さい。
高校時代は毎月定期購読していました。
いまでも印象に残っているのは、カンボジアの頭蓋骨の写真です。
ですが、それがその後「やらせ」であったという説が出て来て、ポルポト=悪、ヘンサムリン=善、のような歴史観に疑問が出されたのでした。
歴史は常に勝者の手によって改ざんされ続ける。。。それについてはずっとブログで書いてきました。
真実を伝えることはとても難しいですが、坂本さんのように勇気と度胸のある写真家の役割はとてつもなく大きいと思います。
心から応援しています。

フェニックス証券 丹羽」

(※)なぜ贖罪なのか?

医師山崎宏さんのお話を坂本さんからお聞きしたのは約半年前でした。五味川純平原作、山本薩夫監督の長編映画「戦争と人間」を思い出しました。
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2010年11月29日月曜日

「安くて旨い」にも程があるスクリューキャップのワイン2本を御紹介












ここ数週間、大変運が良くなってきました。

フェニックス証券の「外国為替証拠金(FX)取引」の口座開設がぐんぐん伸びているのかって?いや、そちらは横ばいです(爆笑)。


「安くて旨い」ワインを探し求めて拾数年、立て続けに驚くほど安旨(やすうま)な銘柄に当たりはじめたのです。

ここに御紹介するのは、ほんの一部。東京近辺にお住まいに方々には、神田駅(山手線・中央線・銀座線)南口出てスグ、日銀通り沿いのワイン屋さん「柳屋」でお求めいただくと便利です。
http://www.rakuten.co.jp/yanagiyawine/info.html

店長のイナムラ氏に、「フェニックス証券の丹羽という人から勧められたのだが」と一言お伝え下さい。「ははぁ、そう言われても、これ以上は安く出来ないのであしからず」という答えが返ってくることでしょう(笑)。

ここで普通ならテイスティングメモと行きたいところですが、余計な蘊蓄は省略します。それにしても、最近のワインの更に一段たる技術革新は、やや唐突ですが、腕時計の歴史を彷彿とさせます。極々一部に自動巻きの超高級品を嗜好されるセレブもいらっしゃるのでしょうが、それ以外の大半の消費者は自動巻きよりも桁違いに単価が安いのに、より正確な時刻を刻むクォーツを選ぶのが今日的状況でしょう。

ワインの熟成にはコルクは必要ではなくむしろ金属製のスクリューキャップのほうがベターであるという研究成果さえ出ている今日、これ以上の価格のワインを自分で買って呑むのはなんだか馬鹿馬鹿しく思えてきました。
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