先週から取り上げてきましたクライスラー=フィアット問題。暗礁に乗り上げた事案について、過去記事に振り返っていただく際の“道標”として、些か強引ながら、「ステーク・ホルダー勝ち負け表」を作ってみました。
担保付債権者 無担保債権者 株主 労働者(組合) (参考)同業他社
私的整理(既に却下) × × ○ ○ ×
法的整理(更生案) △ △ × △ △
法的整理(清算案) ○ × × × ○
同業他社を(参考)としたのは、ステークホルダーとは通常言われないからです。この「勝ち負け表」で○を2点、△を1点、×を0点とすると、どの案でも合計点は4点になるので、要は分配の問題だということがハッキリわかります。社会厚生とモラルハザードのバランスを取るには、どれが相応しいのか?GM問題も視野に入れつつ、米国は政治と司法の鬩ぎ合いという局面に移りました。
その中で、米FRBには利上げ観測も浮上。「七転び八起き」のドル高調整説は間違ったか?
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