2011年3月4日金曜日

久しぶりに主張します「低スプレッドに騙されるな」

かなり久しぶりに外国為替証拠金(FX)取引の話をしたいと思います。

自信を強く持ったからであります。

収益力や口座数の伸びで言うと決して目立っては来なかったフェニックス証券ですが、やはり真面目にやればこんなもんなんだという確信が改めて最近持てました。

異常な広告宣伝費を払い、異常な低スプレッドを続けて、しかも信じられない収益性を保つという単純だが巧妙なビジネスモデル・・・それは過去記事にいっぱい書いて参りました・・・が、どうやら瞬く間に、レバ規制と市場ボラ低下で馬脚をあらわしている、という話をあちこちから聞いています。

フェニックス証券のFX商品「フォレックス・ライン」はドル円のスプレッドが1銭~2銭程度で、業界最低水準ではありません。スワップ金利も決して良いとは言えません。それでもお客さまがここのところ急速に増えてきたのは、低スプレッドだけでは騙されない賢い投資家がどんどん増えてきておられるのも大きな要因だと思います。

賛否両論だったレバ規制も、まだ功罪を診断するには時間が掛りますが、見せかけだけのスプレッドで強引に新規顧客を引き摺りこんできた業者への効果は大きかったと言えるかも知れません。

しかし、それでもまだ、フェニックス証券のように、10000通貨単位で、お客さまの注文を一件一件インターバンクに繋ぐという、愚直で、薄利な、正直者FXは極々少数派なのだそうです・・・これは調査しつくしたわけではありません。

まだまだ業界の大半は、「ブローカーの利益≒お客さまの損失」という方程式なのだという説もあります。

今夜の米国雇用統計のように、相場が瞬間に大きく振れるような局面では、上記のような悪質な方程式が画面の向こうに隠れていないかどうか、良く判ることがあります。
CoRichブログランキング

2011年3月2日水曜日

民主党は内紛を繰り返している場合か

これは今朝の日経の社説の題名ですが、「そんなこと言ってもしょうがないでしょ???」というのが私の感想。戦後の日本の政治史において、とにもかくにも大政党になりたい、所詮は数であると割り切った政党という点では、自民党も社会党も同様。常識的な有権者から見れば非常識的な、寄り合い所帯以外はなかったのでは。

言い換えれば、みんなの党ですら、大政党を目指しうる(ので)、目指そうとアクセルが踏まれた瞬間に、寄り合い所帯の性質がちらつかざるを得ないのではないかと案じます。

「小さな政府」を目指して大同団結、TPPを踏み絵に政界再編、、、このようなシナリオは言うは易く行なうは難しであり、多少はそのあたりに責任を以って発言しないとマスコミも馬鹿にされてしまいます。

そんななか、昨夜は、「小さな政府」やれるものならやってみろという総務省のキャリア官僚、受信料を主な収入源とする放送局(以上、電波が御専門)、画像検索で現状打開を図る大手電機メーカー、大手商社系システム会社の人間が一同に会しました。みな、大学時代の同好会の後輩たちであります。

私自身、メディア論は下手の横好き(平たく言えば単なるテレビっ子!)なので、金融の話などする暇は全くなく、数時間、メディア論に花を咲かせることができました。

結果、結論としては・・・

★地上波キー局は、一社程度は潰れてもしかたがない。

★中央官庁の人事、人材は崩壊寸前である。

★ジャスミン革命がフェイスブックで成し遂げられたというのは嘘っぱちであり、その嘘を付和雷同で報道する日本のメディアはアホだらけである。。。

などなどであります。

(おまけ)
★政権交代したが、役所の国会待機(想定問答)は変わらない。これはマニフェストを反故にしたことよりも罪が重いかも。であれば、居酒屋タクシーは復活させて欲しい。

はい、気持ちはわかります。
CoRichブログランキング

2011年2月28日月曜日

必ずしも一枚岩ではないのが魅力の、みんなの党

金曜日は、いつもお世話になっている、月刊誌ファクタのお誘いで、みんなの党神奈川県選出の参議院議員 中西健治先生の勉強会にお邪魔しました。

中西先生の話で、一番嬉しかったのが、「渡辺喜美代表は『日銀に思い切った金融緩和をさせさえすれば景気は良くなる』という金融政策万能論≒日銀諸悪の根源論」を振りかざし過ぎで、これは強調しすぎないほうが良いとおもっている」という部分でした。

自民党は勿論、民主党も手をつけられなかった農協に対して改革を迫るという中西先生に、加えて年金のタブー、医療のタブーにも着手して欲しい、、、そのために日本医師会などの抵抗があるのだとすれば、みんなの党だけが良い子になっていては駄目で、自民党や民主党のなかにも少なからずいる「小さな政府」を志向する脱藩検討組を温かく迎える態度を示し、政界再編をよどみなく行なうことが重要なのではないかと、生意気な意見を述べさせていただきました。
CoRichブログランキング

2011年2月23日水曜日

駄目なものを駄目という勇気に快哉

フェニックス証券と同じ業界に属し、飛ぶ鳥を落とす勢いで何かと注目を集めてきた会社のひとつが、取り扱う通貨ペアを半分以下に減らすというニュースが流れました。

そのこと以外でも、一体何が起こっているのか謎めいている会社であり、同業者として冷静かつ客観的に事態を把握してみなければと思っていたところでしたが、ただ兎に角、FX業界については大手中小を問わず、やや不健康な痩せ我慢が蔓延っていたと感じており、この勇気ある決断そのものにはエールを送りたいと思っています。

全く話が変わりますが、日本とは大きく異なる価値観という点で異彩を放ち続け、ゆえにわたくし自身かねてより眼差しを傾けてきた、ひとつはアラブ諸国、もうひとつはオセアニア、そのそれぞれで、かたや人災、かたや天災により、多くの被災者が出ていることについて、こころからお見舞い申し上げたいと思います。
CoRichブログランキング