2010年4月30日金曜日

幹部候補生を採用します【求人広告 フェニックス証券】

まだまだ続くスプレッド競争、全額信託の規制、レバレッジ規制という厳しい経営環境の中、多くのFX会社が廃業するだろうと言われて来ました。


そのなかで、フェニックス証券は、敢えて業容を拡大すべく、幹部候補生の採用を行なうことにしました。


「書類選考(履歴書+職務経歴書+(任意)作文」を経て「一次面接(幹部社員による面接)」、「二次面接(役員による面接)」という手順を踏まえます。


条件は、
☆性別、年齢、国籍を問いません(日本語必須)
☆勤務地:東京支店(東京駅より1分 中央区八重洲1-5-8)
☆下記の項目のうち、半分程度は当て嵌まると思う方

★証券会社、FX会社、監督官庁、会計税務事務所などで、寝食を忘れて働いた経験がある
★法務について、集中して勉強した経験がある
★税務について、集中して勉強した経験がある
★経理・簿記について、集中して勉強した経験がある
★PC操作が得意、ネットワーク関連の知識が豊富である
★上司や経営者が、明らかに間違った判断を行なおうとしたときに、クビを恐れず、自分に妥協をせず、持論を展開して戦った経験がある
★「腐っても鯛」ではある大手金融機関や官公庁で、組織人として妥協して安住できる身分を捨てるのは大変勇気がいることだが、敢えてその身分を放棄して、これまでの何十倍もの努力をして、理不尽と戦いたいという意思がある



自分と等身大の会社とともに成長していくことが出来る貴重なチャンスです。ヤル気に満ちた皆さんからの熱い応募をお待ちしています。
※面接は、原則として、個人面接の形を取りますが、応募者多数の場合、集団面接となる可能性がゼロではありませんので、ご留意ください。

〒103-0028東京都中央区八重洲1-5-3
フェニックス証券株式会社
代表取締役社長 丹羽広
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2010年4月27日火曜日

チェルノブイリ24周年救援キャンペーン「チャリティコンサート」ご来場の御礼

先週4月24日(土)東京都文京区の「文京シビック小ホール」で行われましたチャリティコンサートには大勢のお客さまにお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

私は、愛好家の端くれとして、実業界の端くれとして、舞台の末席を汚すこととなりましたが、声楽と器楽のそれぞれの分野において国内外で活躍されているトップクラスのプロ演奏家の皆さんとの競演を、会場埋め尽くすお客さまに、温かくお見守りいただいたことが、何よりも勇気の素となりました。

舞台袖で、当日の主役であるコロラトゥーラソプラノでウクライナの民族楽器バンドゥーラ奏者でもあるオクサーナ=ステパニュックさんが「ここのホールは響きがとても悪い。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場はもっと良く響くのよ。。。」と耳打ちしてくれました。メトの舞台に立った経験のあるトッププロが文京シビックの小ホールでチャリティの為にひと肌脱ぐというのは純粋なボランティア精神です。

実は、オクサーナさんとの合同練習はお互いの時間制約もあり、一度だけでしたが、時まさにウクライナの大統領選の決戦の最中でありまして、彼女は、出身国ウクライナで、オレンジ革命以降、反ロシア路線を主導した当時現職首相の大統領候補ティモシェンコ女史の髪型を真似て、同女史の応援団の一員との主張をしていました。

ちょうど今、英FT紙が臨時ニュースで伝えたところによると、ロシアのプーチン首相がイタリア訪問の帰りにウクライナの首都キエフに立ち寄り、ティモシェンコを僅差で破った親ロシア派のヤヌコヴィッチ新大統領に「ロシアとウクライナの両国の原子力発電事業を統合し、近隣諸国への電力輸出も展望した事業拡大を一緒にやろう」との提案を持ちかけたそうです。

「もしこの提案をウクライナが受け入れれば、(永年、ロシアからの“いじめ”の道具に使われてきた)天然ガスのウクライナ向け価格を30%引き下げる」という飴をちらつかせているとのことです。

在野のティモシェンコ陣営としては、何に引き換えても、条約批准を阻止したいと怒りを爆発させている要因のひとつに、同提案が、こともあろうに、チェルノブイリ原発事故の記念日と重ねてなされたことがあります。ウクライナの政治が親ロシアに抜本的に軌道修正されるのかどうかを、前代未聞の「踏み絵」を通じて確かめたいという、まさにプーチン流のマキャヴェリズムの真骨頂のあらわれです。

何も、鳩山政権に限ったことではなく、プーチンのようなタイプのような政治家が長らく日本には登場していないことが、良くも悪くも、日本の政治世界の特徴と言えそうです。しかし問題は、様々な世界の不均衡から発生しうる災害から、日本だけが鎖国的に振る舞うことで逃れることが出来ない次元になっていることです。

例えば、金融の世界的不均衡もリーマンショック以降たいして解決されていません。また、核エネルギーを含めエネルギー問題も然り。加えて、戦争やテロなど、人類が築き上げてきた文明の自己破壊力ともいうべき人間疎外と脆弱性のマグニチュードは、既に人間自らが制御できない域に達してしまい、今直ちにはそれを抑制したり革命的な技術発展によって解決したりすることが出来無さそうだということです。

これまでは我が国に潤沢な外貨をもたらし、食糧自給率が低くても、高齢化が進んでも、何とか生活水準を落とさずに済んできた日本ですが、そのエンジン部分である外需頼みの製造業も、金融の不均衡や、核依存が決して低いと言えないエネルギー供給という隘路など、様々な外生的要因、すなわち不可抗力により苛まれる恐れが高まっています。

繰り返しになりますが、既述の「今直ちに、革命的な技術発展によって解決できない」という前提に立てば、「少子化が問題だ」「温暖化が問題だ」と頭ごなしに洗脳されていて良いものかどうか、そんなことをチェルノブイリという史上最悪の原発事故の周年において、私は考えさせられました。日本と同一程度の生活水準にある国の中には、人口密度が非常に低いことなどもあり、自然との調和、生態系のなかでの恒常的な循環を見事に果たして、電力重要などを水力や風力で相当程度賄えている国も少なくありません。史実に関する争いがないわけではないですが、我が国の歴史を振り返っても、近世までは所謂「間引き」の慣習が殆どの地方で存在したこと(例外はキリスト教や浄土真宗の影響が強かった地域か?)を思い起こしたり、年金制度は空気の如くあって当然のものだという考え方を一度疑ってみることで、本来であれば日本人のお家芸だった筈の、エコロジー社会という価値観が再び発信できるように、社会設計を見直す時期に来てしまっているのではないかという思いを深くさせられました。

そのような思い、関心と、勇気を同時に与えてくれたのが、チャリティコンサートを舞台裏で支えてくださった20人を超える「チェルノブイリ子ども基金」のボランティアの皆さんです。「慣れてないのでご迷惑をお掛けするかも」とおっしゃった舞台監督さんをはじめ、ホワイエでお客さまの案内から物販まで何から何までてきぱきとこなされたボランティアの皆さんとのひと時は、疲れ切った声帯に最高の栄養を与えてくれました。様々な形の舞台があるのですが、打ち上げがこれほど盛り上がり有意義だったのは初めてです。

全ての関係者に感謝。本当にありがとうございました。
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2010年4月22日木曜日

チェルノブイリ写真展と読書感想文

私のブログのせいでは全くないと思いますが、紙媒体にとって厳しい時代になってきています。それ以前に、本当の意味で良心的な雑誌というのは、採算として成り立ちづらいものでした。これは定期購読をしなければ、、、更に余裕がもしあればもっと支援をしなければ、、、そういう雑誌に出会いました。

先日のブログでご紹介した私の中のユダヤ人の著者のルティさんの元旦那様であるフォトジャーナリストの広河隆一さんのチェルノブイリ写真展が昨日から文京シビックの1F展示室Aで開催されています(明日の金曜日まで。土曜日は作品の一部を、同 文京シビック小ホールのホワイエに飾られるそうです)。私は、金融庁検査の合間を見て、土曜日のチャリティコンサートでチャリティ販売用に寄付する「フェニックス証券特製エコバッグ」と私の著書為替力で資産を守れ を両手に抱え、昨日ほんの30分ほど御邪魔してきました。

私にとっては馴染みのある写真の数々のほかに、広河隆一さんが責任編集されているフォトジャーナリズム雑誌DAYS JAPANの最新号がありました。なにものかが脳天から突き刺さるほどの衝撃を覚える、読まずにいられない雑誌だと思いました。チェルノブイリに関心が強いみなさまもそうでないみなさまも、是非是非、一目見に来てください。コンサート以外は入場無料で、今日も明日も午後8時までやっています。

もうひとつ、少なくとも定期購読をして勉強を続けたい、それこそが支援になるのならこれほど嬉しいことはないと思える雑誌が月刊FACTAです。なんと、と取り立てて騒ぐほどではないのですが、私が巻末に感想文を書かせていただいております。毎月のことながら、タイムリーかつこの上ない刺激的でインテリジェントな情報満載の月刊ファクタを、是非是非書店にてご購入ください。
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2010年4月16日金曜日

開演5分前

私の出番ではありません。そちらは、開演1週間前でございます。

フェニックス証券が6階に入っている八重洲の不二ビル。私自身も、かれこれ5年近くお世話になっていますが、このビルの1階に(東京中央郵便局と並んで)「不忍画廊」という歴史ある画廊が入居されています。

なぜ「しのばず」なのかというと、もともと上野の不忍池の畔で開業されたからだとか。 終戦後間もなくのことのようです。

http://www.shinobazu.com/contact/index.htm

東京のど真ん中にあるビルの一回にある画廊の割には、ちょっと這入るのに勇気が要る雰囲気(失礼_m(vv)m_。。。。)なのですが、先日から始まった個展で、廊下側に展示されており、ビルの住人であれば誰でも目にすることが出来るところに、とても素晴らしい作品を発見したのです。その題名が、

「開演5分前」

画家の名前は、安元亮祐さん。耳が不自由な安元さんの作品に接して、同じく不忍画廊を本拠地としてきた池田満寿夫さんは、生前、「音のない静寂な空間だが遠くの方で波のさざめきがかすかに聞こえてくる」と表現、評価されていたそうです。

http://blog.livedoor.jp/shinobazu_gallery/archives/1281860.html

きょうから、三日間、週末の日曜日まで、安元さんご自身も画廊に顔を出される「在廊日」だそうです。土日は(フェニックス証券は、いちおう、閉まっていますが)、八重洲、日本橋、京橋、銀座近辺にお越しのお客さまは、ちょっとお立ち寄りになられては如何でしょうか。
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2010年4月9日金曜日

私のなかの「ユダヤ人」

氷は融け始めると、徐々に融けるペースが加速していきます。秋の日の釣瓶(つるべ)落としの如きその様子は、氷の「表面積÷体積」という比率がどんどん大きくなっていくからです。いまの自民党の状況を「融解が始まった」と譬える多くの諸先輩に、今週出会うことが出来ました。

かつてこのブログで取り上げた中曽根康弘氏を筆頭に、現在「立ち上がれ日本」を立ち上げようとしているメンバーのひとりも含め、これまで自民党の要職にあった多くの政治家が、「日本は単一民族国家だから、云々」という失言を、驚くほど性懲りもなく、繰り返してきました。

保守主義というものは、往々にして、市場原理主義だけでは満足せず、伝統や宗教、民族の矜持という要素が漏れなく付随してくるので、仕方の無いことだったのかも知れません。問題は、「日本は単一民族国家だから、云々・・・」の「云々」の部分です。それらの失言の多くは、やれ、だから「教育水準が高い」だの「文化水準が高い」だの「知的水準が高い」だの、挙句の果てには「世界に冠たる国力を持つことができた」などと、昭和の価値観というアナクロニズムに酔い痴れたものが殆どなのです。

少数民族の融和を進めるべきかどうか、とか、言語の統一を徹底すべきかどうか、については一長一短があります。それを措くとしても、失われた20年を経ての今日の日本は、自民党の古臭い政治家の多くが安住、虚栄してきた「単一民族国家」もどきの負の部分のほうが噴出してしまっていると認識すべきではないでしょうか。

勿論、子ども手当がベストの政策であると申し上げているわけではありませんので、念の為。

このようなことを考えさせられたきっかけのひとつが、冒頭、「自民党の融解が始まった」と口々に説明をされた、現役の政治家の先生や高級官僚や経営者諸先輩の本音トークでした。これから先の日本に対する徹底的な悲観論で満場一致となったものの、何故か却って意気軒昂とならなかったのは、「政治家としては自分に嘘をついてでもポピュリズムに迎合しないと選挙に勝てない」一方、「官僚としては自分に嘘をついてでもイエスマンを続けないと偉くなれない」。。。つまり政治も行政も、判っていながら、日本を変えられない、悪い方向にどんどん行っているのを抑止するどころか傍観、放置しているという現状でありメカニズムであるということです。

そして、もうひとつのきっかけは、ワイナリーツアーに御参加いただいた中で、ユダヤ系ポーランド人の御両親のもとに生まれたフランス国籍で日本在住のルティさんとの出会いです。

過去の自民党幹部の問題発言を批判しつつも、「単一民族国家」という表現が、一定の程度においては当て嵌まる日本の微温湯(ぬるまゆ)では想像も出来ない「ユダヤ人とは何か?」「国籍とは何か?」「シオニズム」「戒律」等々の問題と真剣に取り組まなければならなかった女性の半生の実録を、今週一気に読了しました。

「私のなかの『ユダヤ人』」

行政の故意なのか過失なのか判らない理由で、長い間、無国籍状態を強いられた逸話に始まる同書は、御両親がどのようにして辛うじてナチスを逃れたか、そして「ユダヤ人の正史」から削除されている本当の起源に纏わる話など、コンパクトながら意味深長な内容が満載ですが、私を最も魅了した箇所は、イスラエルで生まれフランスで育った彼女が、どのようにして執筆当時彼女の夫であった広河隆一さんとの出会ったのかという部分です。シオニズムの実像と併せ、広河隆一さんのような日本男児、、、、草食系が跋扈する(若者だけでなく、既述のとおり、政界や官界も!)なかで、本物の肉食系に出会えた気がしました。

最後に、宣伝。体を張ってパレスチナ問題やチェルノブイリ問題などを追い掛け続ける広河隆一さんの 写真展4/21(水)~23(金)、文京シビック1階で行われます。そして、翌4/24(土)13:30~わたくしも登場する「チェルノブイリ24周年救援キャンペーン 最新現地報告&チャリティコンサート」です。
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2010年4月1日木曜日

エイプリルフールではありません【PR】

あの、フェニックス証券が!?と思われる方も少なくないかも知れませんが、フェニックス証券の店頭外国為替証拠金(店頭FX)取引「フォレックス・ライン」は、本日よりドル円のスプレッドを0.9銭~と致しました。

詳しくは、
http://phxs.jp/
をご覧下さい。

全額信託規制やレバレッジ規制など、FX業界を取り巻く環境は厳しくなる一方であるにもかかわらず、どういうわけか、スプレッド競争には歯止めが掛りません。そのなかで、「信頼の証券会社ブランド」として安心をお届けすることをモットーにしてきたフェニックス証券が最強(=最狭)水準の基準スプレッドを御提供するのは、清貧の思想にこだわり、ほんのわずかでも黒字を出してお客様との共存共栄を図ろうという経営哲学を、すべてのステークホルダーの皆さまが理解してくださっているからです。

良くも悪しくもパ●ンコ業界に譬えられるFX業界ではあります。「出」が良いように見せかけて実は「出」が悪い台を並べる業者が極端な利益率を謳歌する業界において、厳しい経営の舵取りが続いているのは事実です。従来からのお客さまと新しいお客さま、大勢の皆さまに支えられて、ここ1年前後の正念場を乗り切っていきたいと考えております。
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