2009年5月29日金曜日

デルの大幅減益とマイクロソフトの挑戦

昨夜の米国時間は「情報技術」関連のニュースが目白押し。

★AOLがタイムワーナーから分離
日経新聞のサブタイトルは「世紀の合併に幕」。

★デル、63%減益
四半期決算で23%の売上減少。「パソコン市場は未だ底が見えない」と同社CFO。

★マイクロソフト、新しい検索エンジン「ビング」を発表
先週水曜日の観測記事(WSJ紙)の正式発表
http://phxs.blogspot.com/2009/05/830.html
来たる6月3日に、Bing.comをスタートさせる。

「七転び八起き」がテック関連のニュースに拘る理由:外国為替証拠金(FX)取引業者をパチンコに譬えると・・・譬えどころか、そのものじゃないかと言わないで(冷汗&苦笑)・・・、安くて質の良いパチンコ台を如何に上手に仕入れるかが勝敗のポイント。コスト競争での勝ち組たり続けるために中国へのアウトソーシングにアクセルを踏んだデル。同社のパソコンの品質と価格のバランスがどうなってきているか、押さえておく必要はあります。では、マイクロソフトはどうか?検索エンジンでは1位のグーグルと2位のヤフーに大差をつけられての3位に甘んじている同社にとって、楽な戦いだと思えない理由。先行のグーグルは検索エンジンからブラウザに参入してきており、マイクロソフト・オフィスの空洞化を狙っています(リナックスがウィンドウズの空洞化を狙っているように)。このような先手を打たれた状態で、インターネット・エクスプローラーへのプレインストールで何とかなるという考えは甘い。

対面証券会社が圧倒的な顧客基盤という既得権益を持っていながら、その収益基盤を失いたくないから、オンライン証券に参入して手数料競争に参入出来ないのと良く似た理屈です。マイクロソフトは新エンジの広告に100億円程度の費用を注ぎ込むようです。
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