右のグラフはFT紙からの引用。失業率も、9.5%に上昇し、1983年以来の最悪水準。
円安の是正が(米ドルよりもむしろ←ここ重要)対ユーロで急速に進んだ昨夜。米国の連休で、ECBの政策決定と雇用統計が重なったこともありますが、ユーロの売り仕掛けが奏功し、じょうずに稼がれたお客様が大勢いらっしゃいました。
個人的には、ユーロ円の適正水準は110円台から120円台ではないかと思います。政策金利の差が、ユーロと円で1%未満に縮まっているとは言え、キャリー取引とその調整という現象が如実に出ているのがユーロ円の特色です。
こちらのチャートをご覧頂くと、ドル円との違いがよく判ります。
http://fx.manepoke.jp/top_chart.php?id=2
すぐに出てくるのはユーロ円の日足ですが、ユーロ下落の日は、ユーロ上昇の日よりも、動きが極端な傾向が強く、またその傾向がドル円よりハッキリしています。
昨日のブログで、自動車販売のことを書きました。自動車が売れない(買い替え年数が長期化している)のは、景気が悪いからではなく、自動車の性能が上がっているからだ、という見方も必要です。モノやサービス(我が証券業界も同じ・・・)が売れない理屈は自動車だけではないので、「雇用情勢の悪化⇒有効需要不足(デフレギャップ)の対策が必要⇒財政ばら撒きの正当化」という各経済ブロックの政策が悪性のインフレしかもたらさないことにいつ気が付くかが次の焦点なのです。
この先も、ユーロ(またはポンド)を売りから入る戦略は成功確率が高いと思われます。来週誕生のフェニックス証券の新ホームページから、どんどんと情報発信をさせていただく予定です。
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