事故米がFX業界にも存在?FXのスプレッド競争、過熱の果てに。。。
(以下、トレーダーズFX社IRから引用)
平成20年9月9日付、弊社は、財務の健全性を示す自己資本規制比率が低下していることを考慮し、誠に勝手ながら、事業を休止させていただくことを決定致しました。
平成20年7月11日に営業活動を開始し約2ヶ月が経過致しましたが、商品コンセプトとしておりました業界最高水準でのスプレッドにてサービスをご提供していくには、運用している取引システムの現在の機能だけでは、市場リスクを適切に管理することができない状況であると判断致しました。
(引用終了・・・赤い太字は筆者)
日本語として少々理解に苦しむところもあるのですが、「業界最高水準でのスプレッド」というのはドル円のスプレッドが最低ゼロ銭からというもの。いくら仕入れを叩いても小売レベルでゼロ銭は無理。小売客と向かってポジションを呑み、市場リスクを臨界点ギリギリまで張ることでしか事業は継続できないでしょう。だから「市場リスクを適切に管理できない」となると事業を中断せざるを得ない。。。そう読めば良いのでしょうか?
当事者ではないので断定的なことは言えません。関連する事実として、FX業界の心ある社長仲間による当局への“陳情”の成果なのか、FX注文をカウンターパーティに繋がずに過度な市場リスクを取っていないかどうかという緊急調査を先週末から金融庁が始めています。真の顧客保護という意味で画期的な良い流れだと考えられます。
カウンターパーティと言えば、今夜決算発表の米リーマン。公的救済は避けられないとする意見の主はデリバティブ取引のカウンターパーティリスクが顕現化すれば市場全体が混乱する。税金を使う対象・目的は民間企業一社ではなく連鎖する金融システムという公器に他ならないという考え方。
ちなみにフェニックス証券のカウンターパーティには米リーマンは入っていませんが、それを殊更自慢するのではなく、事業を襲うリスクはどこにでもあるという謙虚な態度こそ大切だと珍しく朝礼で吠えました。
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