金曜日の夜から、大西洋の両側で経済ニュースが騒がしく、週初のブログでは何に焦点を当てるべきか、いまだに悩んでいます。
★米国GDP改定値発表
2008年10月~12月の改定値は年率で6.2%のマイナス(1カ月前に発表されていた速報値ではマイナス3.8%だった)。大幅下方改定の要因として、在庫投資の調整、輸出と個人消費の減少が挙げられている。
1982年1月~3月のマイナス6.4%以来の最悪記録。
★シティグループ、米政府保有の優先株275億㌦を普通株に転換
米政府の議決権割合は36%に上昇。早くも取締役人事に介入。
ところで、転換価格は1株3.25㌦という“配慮”だったが、金曜日の終値は1.50㌦(前日比▲0.96㌦)と大暴落。
★AIG、追加支援300億㌦
既にこれまで600億㌦の貸出、400億㌦の優先株取得、500億㌦の不良債権買取枠と巨額の血税を次ぎ込み、議決権で約80%を握っている米政府。2008年10月~12月の四半期決算が620億㌦という歴史上最悪の数字となることに備え、金融安定化法案の7000億㌦枠を再び活用へ。
AIGがこれらの資金を直ちに使うわけではなく、政府支援を示さないと、ムーディーズやS&Pが、これ以上“偽装格付け”を続けていられないと痺れを切らせているからだと、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は報じています。
上記の訳出は「七転び八起き」の独断と偏見に満ちていますが・・・
以上、米国に対して、ヨーロッパも大変です。。。
★EUサミット、(旧)東ヨーロッパ救済案を否決
ハンガリーから提案されていた東欧からのEUへの新規参入国への大規模な救済を求める提案は、ドイツが拒否、他の参加国からの支持も殆ど得られず。これに対し、ハンガリー首相は「新しい“鉄のカーテン”だ」と欧州が再び東西に分割されることを警告。
この結末の伏線とも言える記事が、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙からEUサミット前夜に出されていました。
★東西分裂という“疫病”に悩まされるヨーロッパ
米国発金融危機の問題に対処すべく、週末ブリュッセルに集まった欧州各国の首脳たち。だが、EUに新たに参加した東欧のメンバーは、自分たちだけで作戦を練るべく、西側首脳を排除した“プレ・サミット・サミット”をポーランド大使館でこっそり行なった。
月がかわりました。3月からはフェニックス証券にとって史上最大のFXキャンペーン、取引システムのバージョン・アップ(何段階かあります⇒話題のCFDも)も始まります。が、もうひとつ、角川グループのマネージャパンMoney Japanにて私の新しいコーナー「“為替力”で資産を守れ!」(仮称)が連載開始となります。ブログですと、一日の更新が長すぎたり内容が濃すぎたりすると、読みづらくなりますので、月に一度、トレンドを占うような内容を厳選して、読者の皆さんに喜んでいただけるようなコーナーにしていきたいと考えております。
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