2009年6月1日月曜日

GM連邦破産法11条申立ては日本時間今夜9時?

Kマートなどの大型倒産事例の経験者、アル・コッホ氏が、同申請直後に企業再生請負人として指名されるとWSJ紙の観測。

コッホ氏は、既にこれまでアウトサイダーの立場でGM経営陣と定期的な打ち合わせに参加しており、GM清算時のシミュレーション分析を担当。無担保債権者への配当はゼロだ、との分析結果だったとは、とある筋の情報。

日本時間今夜9時(米国東部時間午前8時)のチャプター・イレブン申請よりも、注目したいのが、日本時間深夜(午前0時55分~)のオバマ大統領の演説。伊フィアットがスポンサー(再生管財人)として内定(プレ・パッケージ)されていたクライスラーの事例と異なり、GMには現時点で民間ベースの引き取り手はいない(辛うじて、独オペル⇒加マグナくらい)。上述のコッホ氏が挑戦しなければならない最大の仕事は、旧GMの、サタン、ハマー、サーブ、ポンティアック等のブランドや20個もの工場の売却。

有名ブランドや資本投下済の工場が廉価で「ばら売り」されるのなら、と甘い期待を寄せてはなりません。自動車産業の“ハゲタカ”は楽ではないのです。記憶に新しい、クライスラーを損切った独ダイムラー。90年代においては英国名門(?)ローバーを買収するも“ハゲタカ”に僅か10ポンド(2000円以下!)で見切り売却させられた独BMW(その後も、“MGローバー”は経営再建を果たせず、“ハゲタカ”は失敗に終わる)。

オバマ大統領の趣旨は、「倒産はやむを得ないとしても、廃業は避けたい。そのために米国は国家介入せざるを得ない」という方向だと予想しますが、新GM(ガバメント・モーターズ)の車なんて、誰が買うのでしょうか?

今朝のWSJ紙オンライン版のトップ面は、上記GMの最新情報と、クライスラーがフィアットへの事業売却で早くも連邦破産法11条保全命令が撤回される見通しとの報道、そしてトヨタ・レクサスの新型車の広告宣伝、と自動車関連の情報満載でした。
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2009年5月29日金曜日

フェニックス証券のホームページが全面リニューアル【PR】

★フェニックス証券のホームページが6月1日より生まれ変わります~♪

★フェニックス証券では、外国為替証拠金取引をより快適にとの思いから2009年6月1日「弊社会員様向けのニュース」をリニューアルすることとなりました。

★フェニックス証券のホームページが、FX業界で最も充実した情報発信サイトに生まれ変わります。
▽▽リニューアルサイトの注目点!!▽▽
①ブログ順位が赤丸急上昇中の丹羽社長による「生の声」を専用ブログサイトで提供!
(ブロガーによる注:「生の声」と言っても、歌を歌うわけではないので、ご安心を^^;)
②マット今井氏を始めとする複数著名アナリストのコメントを提供!
③[価格チャートと情報]が融合したライブチャート!(四本値と市況)しかも、経済指標のリリースをポップアップでお知らせする機能付き!
(これは目玉です)
④お客様の強い味方となるトレンドシグナルトレナビ"一目瞭然"が登場!
(これまた超目玉です)
⑤大手情報提供会社GI社の協力いより、お客様の視点からアプローチするニュースと配信 本数が従来比250%UP、更に経済カレンダーも搭載!
⑥人気テクニカル分析「一目均衡表」でリアルタイムチャート分析(トレンドシグナル付き)!

★全額信託規制とレバレッジ規制で廃業が相次ぐFX業界においても、フェニックス証券は、
☆ニュースとチャートの抜本充実、
☆小口化(1,000ドル単位で取引可能に)
☆大証FX参入(金融庁・大証へ認可・登録申請中)
☆CFD導入(予定)

と、前向き投資が目白押し。2009年度のフェニックス証券を是非ご期待下さい。

、、、とここまで引用して、ひとつ残念(?)な注釈が・・・実は6月1日の時点では、会員向け限定のサービスとして一旦リリースします。7月1日(予定)からは、会員以外(FX取引口座をお持ちでない方々)にも情報を限定してオープン出来る見通しです。ブログ愛読者の皆さまには、完全ドメイン開放の時点でURLをお教えします。
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デルの大幅減益とマイクロソフトの挑戦

昨夜の米国時間は「情報技術」関連のニュースが目白押し。

★AOLがタイムワーナーから分離
日経新聞のサブタイトルは「世紀の合併に幕」。

★デル、63%減益
四半期決算で23%の売上減少。「パソコン市場は未だ底が見えない」と同社CFO。

★マイクロソフト、新しい検索エンジン「ビング」を発表
先週水曜日の観測記事(WSJ紙)の正式発表
http://phxs.blogspot.com/2009/05/830.html
来たる6月3日に、Bing.comをスタートさせる。

「七転び八起き」がテック関連のニュースに拘る理由:外国為替証拠金(FX)取引業者をパチンコに譬えると・・・譬えどころか、そのものじゃないかと言わないで(冷汗&苦笑)・・・、安くて質の良いパチンコ台を如何に上手に仕入れるかが勝敗のポイント。コスト競争での勝ち組たり続けるために中国へのアウトソーシングにアクセルを踏んだデル。同社のパソコンの品質と価格のバランスがどうなってきているか、押さえておく必要はあります。では、マイクロソフトはどうか?検索エンジンでは1位のグーグルと2位のヤフーに大差をつけられての3位に甘んじている同社にとって、楽な戦いだと思えない理由。先行のグーグルは検索エンジンからブラウザに参入してきており、マイクロソフト・オフィスの空洞化を狙っています(リナックスがウィンドウズの空洞化を狙っているように)。このような先手を打たれた状態で、インターネット・エクスプローラーへのプレインストールで何とかなるという考えは甘い。

対面証券会社が圧倒的な顧客基盤という既得権益を持っていながら、その収益基盤を失いたくないから、オンライン証券に参入して手数料競争に参入出来ないのと良く似た理屈です。マイクロソフトは新エンジの広告に100億円程度の費用を注ぎ込むようです。
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2009年5月28日木曜日

崖っぷちのGMと米長期金利の急騰

株高は債券安(長期金利高)を、株安は債券高(長期金利安)を意味するという経験則があります。相関関係は多少落ちますが、為替については、前者は円安と、後者は円高とセットだと。

昨夜は、この経験則に反する、米国株の反落と米国債相場の急落が生じました。前者はDES(債権と株式の交換)を柱とするGMの私的整理案が予想を遥かに上回る債権者から拒絶されたこと、後者はMBS(不動産関連の証券化商品)の大口売りが、それぞれ直接の原因とされています。

GMについては、昨日の日本時間に「UAW(米国自動車総連)がDESに応じる」という“リーク”が伝えられ、既得権益側の根回しというか、既成事実化(GMのゾンビ化)に向けて、着々と手が打たれている空気はありましたが、事実上の破談を迎えたことになります。米国債の暴落についても、

「競争力のない大企業を公的資金で救済するという前例を作ってしまったら、そんなモラルハザード国家の借金など誰が引き受けるか!?」

という市場の恫喝と捉える必要はあります。

我が国も、まったく他人ごとではないスタグフレーションの始まりです。

資源相場の急騰が、新興国バブルと米国発不動産不況の引き金となったように、各国の長期金利の上昇は、モラルを犠牲にした財政出動でも景気回復は出来るという安易な楽観バブルに針を刺すものです。米国債の利回り曲線(イールドカーブ)の指標となる「10年物利回り-2年物利回り」は昨年8月に付けた過去最大幅をぶっちぎっての記録更新だとWSJ紙は伝えています。
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