2010年5月24日月曜日

サッカー・ワールドカップだけではない南アフリカ共和国の熱狂

フェニックス証券のホームページ

http://phxs.jp/


で、日々新興市場の情報をアップデートしてくれているタマラオクさんの最新のレポートを引用します。

「南ア現地メディアは本日、南ア大手の運送公社『トランスネット』のストは3週目に入ったことを伝え、サッカーW杯の前に国内で燃料供給は困難な状況に直面していると警鐘をならしている。賃上げを巡る企業側と労組の交渉は難航している中で、鉄鉱石、フェロクロム、石炭、果実などの輸出への悪影響が相次いで報告され、自動車組み立て部品の輸出は先週からほぼ停止した状態となっている。他の国営企業も近日にストの開催を検討しており、事態は深刻化している模様だ。

南ア最大労働組合コサツのバビ議長は22日、「我々はサッカーW杯の成功を望まない訳ではないが、労働者はこのイベントよりも長期的かつ重要な目的を持ち、W杯を理由に自分の要求を取り下げるつもりはない」と強気な口調でコメントした。

今週中に電力公社エスコムをはじめとする幾つかの大手国営企業がストに突入する可能性が出ており、ランド相場への売り圧力が高まることは考えられる。今後も関連報道に注意したいところだ。 」

クロス円の通貨ペアの中で、底値圏と言える通貨ペアがあるだろうか?これは「無いもの強請(ねだ)り」の自問自答かも知れませんが、リーマンショック後のデカップリング説は半分当たっていたようなものなので、暫くは一生懸命この答えを探っていきたいものです。
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2010年5月20日木曜日

霞が関に溢れる「ゆるキャラ」


昨日は、雨風強まる中、霞が関をあっちこっち行き来しておりました。いざとなれば戦車も通れる霞が関の全体像が今更おぼろげに理解出来ました。


ちなみに金融庁にお邪魔したのではありません。

さて、建て替え中なのか駐車場なのか良くわからない祝田橋交差点角の合同庁舎跡は法務省関連のイメージキャラクターの図で囲われています。


裁判員制度のキャラクター、その名も「サイバンインコ」、更に人権擁護、人権啓発運動のイメージキャラクター「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」。裁判員制度について全く知らないという人は激減してきていると思われますが、制度を広めるためのキャラクターの存在は知られていたでしょうか?その点、奈良の平城京の「せんと君」は偉大!?


法務省を皮肉っている場合ではありません。フェニックス証券の「ゆるキャラ」も、会社や1000通貨から取引可能なFX「フォレックスライン」の知名度とどっこいどっこいかも知れません。
ちなみに現在は、ドル円のスプレッドは0.9銭からとなっております。また10000通貨未満(1000通貨単位の御注文には別途手数料が1000通貨当たり20円必要です)。
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2010年5月12日水曜日

もう一度観に行きます!!「ザ・パワー・オブ・イエス」@ザ・スズナリ(下北沢)

下北沢の小劇場初体験だった私にとって、批判精神に満ち溢れた燐光群の舞台演劇「ザ・パワー・オブ・イエス」は期待を上回る素晴らしいものでした。
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/Next.html
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/Next_files/Yes%20ura.pdf

なるほど、英国のナショナルシアター(収容人数800人以上)を半年以上も沸かせ続けた舞台だけのことはあります。

サブプライムローン問題やリーマンショックを扱った舞台演劇の日本語版の難しさは金融という「形の無いもの」を表現することの難しさだけではありませんでした。

我々日本に住んでいる以上は比較的馴染みのある(?)「米国発」の情報(グリーンスパン、ポールソン、ゴールドマンサックス・・・)に比べると、英国市場の登場人物(マーヴィン=キング、ゴードン=ブラウン、スコットランド王立銀行・・・)というのは多少耳に馴染みがある程度であって、彼らがどういう経緯で何が悪かったのかハッキリと思いだすのは難しいものです。

そこで勿論必須ではないのですが、参考になればと思い、七転び八起きブログで、過去にイギリス特有の事情について取り扱った記事を以下にまとめさせていただきます。
2009年3月17日火曜日「中国、外貨準備の運用で巨額損失」

2009年1月22日木曜日「ポンド危機、再び」

2008年10月7日火曜日「臨時ニュース【夕刊】」

2008年9月18日木曜日「♀♂性の起源♂♀」

NHKのドラマ「ハゲタカ」や「監査法人」のように、特定の悪徳企業(?)に関する情報を毎日シャワーのように浴びたあと具体的なイメージを想起させつつエンターテインさせる手法に比べると、脚本家、演出家、そして何と言っても役者さんたちの苦労は甚大です。しかし、単に島国ということだけが共通点ではないという意味で、イギリス事情を探求しつつ、敢えて直訳的に、直球勝負で輸入されたこの翻訳劇を、今の日本で鑑賞することは大変意義深いと思いました。
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2010年5月7日金曜日

ザ・パワー・オブ・イエス

平均寿命が3年乃至4年との説もあるインディーズ系オペラの主催者たちに翻弄されている(?)身分としては、設立30周年が間近という劇団「燐光群」の気骨に感銘を覚えます。その「燐光群」が来週5月10日(月)から東京・下北沢ザ・スズナリで(追って大阪~名古屋とロードショー)、先月まで英国National Theatreで好評を博していた演劇「ザ・パワー・オブ・イエス」を上演します。

http://www.alles.or.jp/~rinkogun/Next.html

劇団「燐光群」からのメッセージの一部を御紹介します。

「2008年9月、リーマン・ブラザーズ破綻から始まった未曾有の経済危機は、世界中に広がりました。日本でも企業倒産、失業者増加など、今なお私たちの生活に影響を及ぼしています。・・・アメリカの投機家ジョージソロス、元金融庁長官ハワード・ディビス等、劇作家デイヴィッド・ヘアーに直接取材を受けた金融界の大物たちが劇中人物として続々登場、「世界金融危機で何が起こったか」が語られます。またヘアーの助手としてナショナル・シアターに雇われた女子大生を通じて、英金融サービスの誕生と成長、崩壊の過程を辿ってゆきます。・・・ヘッジファンドの投資を熱狂的に支えた「ブラック・ショールズ方程式」についても知ることが出来ます。経済危機について視覚的、感覚的に捉えることを可能にした、ジャーナリズム演劇の新しい成果と言えるでしょう」

リーマンショックは良くも悪くも「七転び八起きブログ~為替力」の原点です。これをメインテーマに据えるという難しくも丁寧な作業を施した戯曲が、金融依存経済の治癒に手を拱くロンドンでロングランを成功させ、劇団「燐光群」の創設者であり演出家でもある坂手洋二さんの手により日本語上演されるのが、奇しくも、ギリシャショック、否、シティショックの直後の来週からというのも不思議な縁であると思われます。

私も来週、出張等の合間を縫って、下北沢まで観劇に赴くつもりです。感想は改めてブログにアップさせていただく所存です。

チケットのおもとめは、まず会員登録から。
https://www.e-get.jp/rinkogun/howto/rule.html

または、お電話にて、、、
燐光群/(有)グッドフェローズ 〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202
TEL03-3426-6294 FAX03-3426-6594
rinkogun@alles.or.jp
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