2008年9月2日火曜日

福田首相辞任は突然か?

福田首相辞任を海外メディアはどう伝えたでしょうか?
●政府自民党さえも驚いた?福田首相の突然の辞任(9/1FT)
就任後1年にも満たない福田氏は、解散総選挙の可能性に道筋を残したと?

●慢性的不人気の政権に終止符(9/2NYT)
突然の辞任は、世界第二位の経済大国を一層の政治混乱に突き落とすこと必定?
強いリーダーシップの欠如が日本に蔓延していると、ニューヨークタイミズ紙は締め括る。

●不況漂う日本で、またひとり首相が辞任(9/2WSJ)
後任候補の麻生氏は、国の巨額債務を放置してでも、支出拡大で経済活性を図るつもりだと。
多くの日本人は、小泉首相の退任後も、“過激な”リーダーを望んでいたのだが、、、ビジョンと政治的影響力を兼ね備えた候補者に恵まれていない、とWSJ紙は手厳しい。

ことほど然様に、国内外から総スカンを喰らっている福田氏ですが、筆者は6月11日MIXI上で「『犠牲者は私』首相また恨み節」という記事に絡めて下記の日記を公開しています。

(引用開始)
福田首相に同情する。「二世議員中心の政界が日本を駄目にしている」が持論だが、福田家には伝統的政治に必要な寝技を持ち込まないDNAを感じる。男70代にしてこんな役回り演じたいと誰が思うだろうか。恨みを晴らすためには抜き打ち解散しかない。福田首相は自民党の犠牲者でもあると、いっそ思い込み、人間爆弾となって、この国の形をターン・アラウンドするべきだ。後世に名を残す数少ない宰相となること必定。
(引用終了)

福田首相辞任を“電撃”とか“突然”という形容詞をつけたがるのは報道をワイドショー化させたい地上波メディアの意図に過ぎず、筆者ブログの読者の殆どは、“やはり”とか“またか”という感想なのではないでしょうか?筆者としては、ただでさえ強いリーダーシップが発揮しにくい日本型政治システムの中にあって数少ない首相の秘密兵器である7条解散による総選挙snap electionを行使して欲しかっただけに残念です。

ところで、日本語ロイターのアンケート、福田首相辞任の影響で異例の一日限りに終わってしまったのですが、「11兆5千億円の緊急経済対策」について①不十分、②効果あり、③いい加減ばら撒きを辞めて、改革路線に戻るべき、以上3つの選択肢があり、途中経過では③が圧倒的多数でした。この現実を、麻生・小沢両先生に伝えたいものです。

●グーグル、自前のウエブ・ブラウザーを立ち上げ(9/1WSJ、FT)
マイクロソフトとの捻じれた競争のなかで出てきたプランで、やはりオープンソースです。但し、筆者も利用しているモジラとの提携は続ける予定だとも。

●日本企業による国外企業買収が活発に(9/2WSJ)
塩野義⇒シエラ・ファーマ、オンワード⇒ジル・サンダース、リコー⇒イコン・オフィス、武田⇒ミレニアム・ファーマ、、、世界の株安を勝機と考えている。
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