2008年8月12日火曜日

独立国家と戦争

子供の頃、ジャンヌダルクの話を聞いて、「イギリスとフランスは100年も戦争を続けていたのか。日本は“たった4年”の戦争で国が滅び、我が親戚縁者も滅茶苦茶にされたというのに。ヨーロッパは恐ろしい所だ。。。」と思ったものでした。

しかし当時の戦禍がどのようなものだったのかは流石のyoutubeでも観られません。「那須与一、お見事!」で終わった屋島の合戦ほど牧歌的だったかどうかは兎も角、大砲も戦車も無かったころの戦争は20世紀以降のそれとは全く異なる風景であったとは思われます。

教育勅語下で歴代天皇陛下の名前を暗記させられた歴史教育は過去のものになりました。が、ヨーロッパ中世史を勉強するにはメロヴィング朝、カロリング朝、ユーグカペー朝、ヴァロア朝、ブルボン朝、それにご存知ハプスブルグ朝などなどの歴代王の名前と凡その在任期間を暗記する必要が現在でもあります。これにローマカトリック教の歴代法王やイギリスへの“分家”まで絡んでくると頭の中がルービック・キューブ状態に。そんなわけで筆者は高校時代、世界史は只管“赤点”(30点以下)でした。

今更言い訳では無いですが、健全な高校生がこんな丸暗記に興味を持つでしょうか?上に掲げた王朝は距離感の違いこそあれ全て血が繋がっているのです。百年戦争は骨肉の争いに過ぎず、さしずめ壬申の乱を長々とやったに過ぎないとも言えます。骨肉の争いを真面目に研究するのなら同族会社の企業再生に携わるほうが余程勉強になりますヨ!

敢えて言わせて貰えば、イギリスもフランスもドイツもスペインも船場吉兆か東京吉兆程度の違いに過ぎない暖簾分け程度のもの。これを近代国際法にしたがって独立国家と連続して観念しようとさせるからサッパリわからなくなる。

●ブッシュ大統領がグルジア侵攻でロシアを非難(8/11FT)
曰く「真っ当に選挙された政府をモスクワは転覆させようとしている。“独立した近隣の国家”を侵略するという行為は21世紀には許されない」。

21世紀というところがこの発言の味噌。20世紀には許されたから、日本もイラクも米国にやられました。

最後に、ブッシュ大統領が用いた語彙“独立した国家”sovereign nation。我が国の金融村でも「ソブリン物」という使われ方をします。最近、日経新聞の土日の広告は「南アフリカランド建て●●債」とか「トルコリラ建て★★債」とかが席巻しています。この●●とか★★という発行体は殆どが国家機関なのでソブリン物などと言われるのです。

どうでも良いですが、FXのほうが遙かに有利だと思うのですが。
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