筆者がコラムを連載させてもらっている月刊FX攻略。その第3号(9月号)の発売が明後日21(木)に迫りました。全国有名書店で発売予定ですので是非お買い求め下さい。
9月号の筆者コラム「築城3年、落城3日-FXのキャリートレード」の極一部をご紹介しますと、、、
(前略)
FXのキャリートレードは次の理屈で「築城」されるバブルだ。つまり、
①インフレ指標の悪化⇒②政策金利の引き上げ⇒③高金利目当ての資金流入による通貨の上昇⇒④投資過熱による更なるインフレ悪化⇒②に戻る
この循環が起こっているのが現在のユーロ圏であり、しばらく前まで起こっていたのが多くの新興国である(原稿〆切時点7月4日現在)。
(中略)
円キャリーのドル高が信用問題をきっかけに崩壊したように、ドルキャリーのユーロ高も時間の問題だと思うのは筆者だけだろうか?「原油高ドル安=負の連鎖」と囃し立てるマスコミ・エコノミストの気持ちもわかるが、ドル売りを決め付ける一辺倒な“不美人投票”は余りに危険だ。どの国もそれぞれ醜い欠点を持っているのが実情なのだから。
(以下略)
続く10月号の原稿「猿も木から落ちる-それがFXの魅力!?」は筆者が力み過ぎて割り当て文字数を大幅に超えてしましました。月刊FX攻略の編集長に泣く泣く削除された部分をコッソリお見せします。
(前略)
猿も木から落ちる・・・だからFXは個人にとっても魅力的なのだ。ただし、同じ猿でも「猿蟹合戦」の猿は駄目。アーバン・コーポレイション倒産直前の転換社債の引受・払込前後の株価を見るが良い。典型的なインサイダー的、相場操縦的な株価推移。倒産直後にようやく“種”明かしされたのは発行体(アーバン)と引受人(BNPパリバ)の裏取引(スワップ契約)だった。懸命な個人投資家はこんな柿の“種”を喰らいたくはない。今後、監督当局や司法が介入する事態が考えられる(原稿執筆時点8月18日)が、本件が如何に争われようと、情報の非対象性が放置される市場が参加者に次々と見放されることは間違いないのだ。
(以下略)
ちなみに「情報の非対称性が放置される市場」というのは日本株や商品先物のことを言っているつもりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿