●銀行救済はまだまだある-グリーンスパン氏が警告(8/4FT)
ノーザン・ロック、ベア・スターンズと同じように、破綻寸前の金融機関は少なくないと断言。
辞めたからって好き放題喋りやがって(怒)、という批判もあるでしょう。が、好き勝手な発言ならではの本音を重視したいもの。
100年に一度か二度の金融危機ではあるが、しかし政府の過保護な危機対応(heavy-handed regulatory response to the crisis)は世界的な株安など寧ろ弊害を齎すと警告。
●HSBC、アジアにおける信用収縮を警告(8/4FT)
●ベトナム政府、企業に対しコスト増の吸収を呼びかけ-消費者に価格転嫁するなと強行手段(8/4FT)
新興国とて米国経済の急激な鈍化に無関係(immune)ではいられない。信用危機が始まっている、と警告。
インド、ベトナムでの富裕層ビジネスが不振に陥りつつあると。
やはりデカップリングは難しいのか。アジアに営業基盤を置く同金融グループ会長の発言には重みがあります。デカップリング説のゴールドマン・サックスの反論も聞きたい。
●ヤフーの大株主、ジェリー・ヤンCEOの信任投票結果に疑問を突きつける(8/4WSJ)
調査を依頼したのは大株主ゴードン・クロフォード氏。8/1(金)に延期されていた年次総会で、ヤンCEOが85%で信任されたというのは疑問だと。少なくとも17%のシェアを押さえているクロフォード氏系列のファンド、確かに数え間違いはありそうだとの説も。ヤフー側は、集計作業に関与していない、独立した第三者の検査済と表明。
ヤフーと言えば、
●カール・アイカーン氏、ブリストル・マイヤーの買収提案は価格が低すぎると苦言(8/4WSJ)
自身が会長を務めるバイオテクノロジー会社イムクローン・システムズ社の株式83%を取得したいとの提案に対して。
ロシュ⇒ジェネンテック(こちらも敵対的unsolicited)同様、製薬会社がジェネリック医薬品の競争と新薬開発の失敗を埋め合わせるために慌ててバイオテクノロジーに回帰(re-orientation)しているとWSJの論調。
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今週も宜しくお願い致します
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