●米ドル、対ユーロで1年半ぶりの高値(10/21FT)
4月のフェニックス証券セミナー『ユーロ、どこまで強いか?』で申し上げた「年内にユーロドルで1.35、ユーロ円で135を目指して下落」という予想レベルを突き抜けてしまいました。足元は、ユーロは対ドルでも対円でも更に弱まる可能性はあります。ただし、これは私が4月に申し上げたロジックとは別の道理が働いてのこと。FT紙にも書かれたとおり、米ドルの調達需要が過多なため、買われざるを得ないという皮肉な現象です。
本日の日経新聞にもある通り、米ドルLibor(ロンドン銀行間貸出金利)年末越3ヶ月物は3.83%と7営業日連続で低下。直近ピークより約1%低いものの、リーマン破綻前の2.8%前後に比べると依然高いという状況。銀行間信用の萎縮が更に改善すると、米ドルの底抜けの可能性がある(逆に言うと米ドルに対する協調介入のあり方が資金供給からスポット為替の買い支えに転換を迫られるほどの激変の恐れがある)ことを示唆します。
●ヤフー64%減益、アップル27%増益-7~9月期四半期決算(10/21WSJ)
ヤフーは年間4億㌦程度のコスト削減(含む人員1割カット)も発表。アップルはマッキントッシュPCとiPhoneが好調だが、この先景気後退の影響については何とも言えないと同社CEO。いずれも安い買い物ではありませんから。
●オバマ氏対マケイン氏
ネオコン支援メディアとノーベル賞経済学者クルーグマン氏に名指しされたWSJのNBCとの共同調査によれば10ポイント差と両氏出馬表明以降で最大の幅に。ただし、他の調査期間は4ポイント乃至9ポイント差とまちまち。
●アルゼンチン、民間ペンションファンドを国営化へ(10/21WSJ)
同国の株価指数は11%下落。
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